カルトと陰謀論『情報に溺れる人々』について
<日常と混じり合うカルト・陰謀論> 以前、『なぜ人はカルトに惹かれるのか』という本の感想を書いた事がある。 kuroinu2501.hatenablog.com 自分は大学時代に仏教学に触れた。その進路選択には一連の『オウム真理教事件』が影響していたと思う。...
View Articleその言葉の向こう側にいる、あなたへ・長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を読む
本を読む事を諦め始めて、少し経った。 「読書なんて娯楽なのだから気負わなくていい。義務でするものじゃない」 そう言われれば、それはその通りで。でも『その通りになってしまう事』をどこかで拒絶している頑なな部分が、自分の中にはある。...
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View Article同じ色の血が流れているからこそ・小泉悠『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』を読む
ウクライナで戦争が始まってから3ヶ月が経過した。戦争と言っても、ロシアのプーチン大統領はこれを戦争だとは認めていない。その異様な『特別軍事作戦』は、これを書いている2022年6月1日現在もまだ続いている。...
View Article他ならぬ自分自身に向けられた刃として・平井美帆『ソ連兵へ差し出された娘たち』を読む
『ソ連兵へ差し出された娘たち』という言葉が持つ重み。それは自分の胸を強く叩く。そして自分もまた加害者なのではないかという疑念を強く抱かせる。 このドキュメンタリーは言ってみれば『告発』なのだと思う。平井氏の取材に応じた当事者の方々はあくまでも『告白』のつもりだったのかもしれないけれど、結果としてその内容は告発の色を帯びている。そしてその告発の対象には、きっと読者である自分自身も含まれている。...
View Article『シン・ウルトラマン』に寄せて (※ネタバレあります)
『シン・ウルトラマン』について。 ネタバレだらけなので未見の方は読んじゃダメですよ。 来ちゃった。これから観賞します。 pic.twitter.com/27jdocRzJb— 黒犬 (@kuroinu_2501) 2022年5月20日 『シン・ウルトラマン』観てきたよ記念その2。スペシウム光線『シン旧比較』#須賀川特撮アーカイブセンターpic.twitter.com/zlUuLo1PUG— 黒犬...
View Articleキャンセルカルチャーの危うさを考える・その『正しさ』はいつまで正しいのか
前回からの続きとして。 kuroinu2501.hatenablog.com 自分がいわゆる『キャンセルカルチャー』つまり特定の人物や思想、価値観を『排除』して行く事によって『より良い社会』が作れるだろうという考え方を受け入れ難いのは、その何かを排除して行く、或いは規制して行くという方向性に対して危うさを感じるからだ。 それは主に次の3点に集約される。...
View Articleキャンセルカルチャー=排除はより良い社会を作れるか
『情況2022年 4月号』を興味があって、読んでみた。特集はキャンセルカルチャーについて。この問題について釈然としないものを感じている人、感じた事のある人は読んでみると良いかもしれない。...
View Articleウクライナ侵攻でさえ『感動ポルノ』にする自分達の『卑しさ』
貴方は、2日で100kmを歩いた事があるだろうか? 自分はある。20年以上前、自分が高校生くらいの時だった。 なぜ? とか、何のために? といった理由は無い。しいて言えば、当時の自分はボーイスカウトで、その活動の一環だったというだけだ。ボーイスカウトではこの活動を『100kmハイク』と言う。...
View Article批評すること、論じること、そして背中を押すこと・『ライトノベルの新潮流』を読む
唐突ですが、実は自分は『ライトノベルを読む人』だったのです。昔は。 なぜ『昔は』と言わなければならないかというと、今はそれほど読めていないんですよね。決して「ライトノベルが嫌いになった」とか「最近のライトノベルは面白くない!...
View Article物語に向き合えなくなった、ある本読みの話
物語に向き合う力が、無くなったのだと思います。 ひとつの物語を、その始まりから終わりまで追い続けるという事が出来なくなりました。それはライトノベルや漫画で言えば、1巻から最終巻まで読み続ける事ができなくなったという事だし、アニメやドラマなら第1話から最終話まで見る事が出来なくなったという事です。...
View Article東京オリンピックとスケボーと『価値あるものだけが欲しい』社会
久し振りに何か書こうと思いまして。ちなみに『正解』らしきものは自分でもまだ見えていませんので、これから先に書く事はあくまでも自分の『意見』だと思って下さい。...
View Article『HINOMARU』の野田洋次郎と『MOTHER』の長渕剛
何だかRADWIMPSのボーカルの野田洋次郎さんが炎上しているらしくて。 自分は『君の名は。』や『天気の子』といった映画からRADWIMPSの曲を聴き始めた様な奴なので、ちゃんとしたファンを名乗るつもりはあまりないのだけれど、それでも「ちょっとその批判のやり方は嫌だな」という部分もあって、もやもやする気持ちを整理する為に文章化しておこうと思いました。...
View Articleあなたも『執着』を捨てて強キャラになろう! 『当たり判定』と仏教
SNS上でも実際のやりとりでも思う事なんですが、最近『当たり判定』が大きい人が増えたなって感じるんです。いきなり何の話かって言うと、また最終的には仏教の話になるんですけど。 これだけだと「こいつまた何かおかしな事を言い始めたぞ」っていう感じなので、まず『当たり判定』って何なのかについてちゃんと説明したいのですが、これ本来はゲーム用語なので、ゲームに馴染みがない人は聞いた事が無いかもしれません。...
View Article障がい者支援施設職員の目線から『「利他」とは何か』を読む
本著『「利他」とは何か』は、5人の著者による共著であり、彼等がそれぞれの研究分野や専門性を活かして『利他』という行為・概念を紐解いて行こうという本になっています。 自分は仏教学部で学んだので、『利他』という言葉をどこか仏教用語の様に受け止めてしまう部分があるのですが、この『利他』という言葉の意味や意義を再確認する事は、現代の日本においても重要な意味を持つ事になりそうです。...
View Article僕らの「信仰」の物語として ルース・ベネディクト『レイシズム』を読む
まずは『レイシズム(racism)』という言葉から。この言葉は、最近になってまた日本でもよく見聞きされる様になったと思う。その語源は英語であれば『人種(race)+主義(ism)』であり、そのまま『人種主義』と訳される。 日本大百科全書による人種主義の解説の冒頭は以下の通りだ。...
View Article東京オリンピックから遠く離れて
昨日、父が再入院した。 入院は以前から分かっている病気の治療の為で、2週間程度で退院できる見込みだから、本人も家族も慌ててはいない。 でも面会はできないし、病棟には入院患者しか入れない。コロナ禍だからだ。...
View Article伊是名夏子氏を『モンスタークレーマー』だとする今の日本で、『蛇の尾』として生きるという事
最初に書いておくと、自分は福島県民で、現在は社会福祉法人で障がい者福祉の仕事に携わっています。対象は重度の知的障がい者です。障がい支援区分で言うと、区分5から区分6の方々です。ちなみにこの区分は6が最高です。...
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